奥さんの実家に1ヶ月ほど行くことになったそうなんです。
オーナー「これが缶詰類の箱、これがアメとグミ・・・あっ洗剤忘れた」
奥さん「・・・・

オーナー「瓶詰めのパスタソースも足りないなあ」
奥さん「・・・・

Noby「いつ出発するんですか?」
奥さん「明日の朝5時なのよね」
Noby「・・・・

すごくしっかりしたオーナーなのですが、所有している店舗が多く、全店舗の詳細までは手が回らない様子。
Noby「他店舗まで取りに行くんだったら、私行けますよ」
オーナー「いや、他の店も十分にあるわけじゃないし、うーん・・・Countdownまで買いに行くかな」
Countdownとは、大型スーパーの名前です。
業者が扱っていない品物や、お客さんから急なリクエストのあった品物はスーパーから買ってきているんです。
値段はその分高くなりますが、品揃えを考えると仕方ありません。
Noby「どこのCountdownに行くんですか?」
オーナー「最寄の、Cityのやつだけど」
Noby「私の学校の真隣だから、学校ついでに寄れますよ」
オーナー「そりゃいい。車で行ってるんだよね」
Noby「はい」
オーナー「じゃあ頼もう。これ、僕の会員カード。僕が帰ってくるまで持ってて」
オーナーのカードを預かり、値段の決め方、大体の品揃えを教わり、
約1ヶ月の間、私が大型スーパーからの買出しを引き受けることになりました。
普段行っている業者への注文は、注文しすぎた際返品できる上、商品の範囲が限られているので(例:アイスクリーム業者、スナック業者、フルーツジュース業者など)扱いやすいのですが、スーパーの商品はそうはいきません。
選択肢が膨大な上返品ができず、コンビニでの販売価格も高くなるため、売れるかどうかの見極めをしっかりしなくては損失を出してしまいます。
どきどきしながら買出しをはじめて2週間がたったのですが、これがなかなか面白いということに気づきました。
「これがあってよかった

「前頼んだコレ入れてくれたんだ、ありがとう

などの反応が大きいんです。
中でも嬉しかったのは、隣の美容院のお姉さんからリクエストのあった豆乳を買ってきたときの反応です。
一人のお姉さんが豆乳を買っていったその日のうちに、同じ美容院の従業員さんたちがゾロゾロと豆乳を買いにきたんです。
どうしてなのか訊ねたところ、美容院内にコーヒーマシンを設置していて、牛乳ではなく豆乳ラテが作りたい人はMy豆乳を持ってきているとのこと。
職業柄美容や体型が気になり、皆豆乳を使いたいのだけど、豆乳のためだけに遠くのスーパーまでは行けないから・・・とのことでした。
たった2週間ですが結構な数の豆乳とそれに付随した商品(ドリンクに浮かべるマシュマロ等)が売れ、目に見えて来店者数が増えたんです。
自分に物事を決める裁量があるということには責任も伴いますが、その分面白いんだなあと実感しました

次の買出しには何を追加しよう・・・と考えつつ仕事をしていると、時間があっという間に経ってしまいます。
まだ開店半年ですが「あってよかった」と言われる店を目指して頑張っています:)
今週も、たくさんのお客さんが来てくれますように


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(Noby)