Te Anauは、車で直進すると5分ほどで通過できてしまう小さな町なのですが、豊かな自然をたくさん見ることができる、生き物好きさんにおすすめの観光スポットです。

一番のおすすめは、以前るきさんも書かれていたGlow worm(ツチボタル)です。
Te Anauから小型船で30分ほどの洞窟に、野生のツチボタルがたくさん住んでいるんです。
洞窟にある池を小舟で奥へと進んでいくと、ツチボタルの住みかである真っ暗な場所にたどり着きます。
洞窟の天井は一面、ツチボタルの白い光で満点の星空のように光っています。
洞窟内では一切の光の使用が禁止されているため、写真は撮れません。かつ、ツチボタルは臆病なので、声を出してもいけません。
船頭さんは真っ暗な中、あらかじめ張ってあるロープをたよりに舟を進めてゆきます。
幻想的な景色を20分ほど見た後、舟は岸へと向かいます。
岸辺の小屋に入ると、コーヒーのサービスとツチボタルに関するプレゼンテーションがあります。
幻想的な光の主を、紫外線カメラで見てびっくり!
ホタルのイメージとは程遠い、ちょっと気持ち悪いイモムシです・・・。
ツチボタルが発光するのは、真っ暗な洞窟でエサとなる昆虫を集めるためだそうで、おなかがすけばすくほど強く光るのだとか。
一生懸命光を出している姿をビデオで見ていると、このイモムシがなんだかいじらしく思えてきました。
次の日の朝。私の楽しみにしていたものを、皆で見に行きました。
天然記念物の飛べない鳥、Takaheです。
Kiwiほどの知名度はありませんが、青緑色の体と赤いくちばしの、美しい鳥です。
一般人がTakaheを見られるのはここTe Anauだけなので、鳥好きの私としては外せないポイントです。
Takaheを飼育、繁殖している保護センターに入ると・・・

いたーっ!

・・・想像よりも、でかい!
サッカーボールよりも一回り大きく、ずっしりとした外見です。
隣にいるアヒル(20−30センチ)と比べても、大きさが分かっていただけると思います。
保護センターには他にも、絶滅危惧種のBlue Duckや、怪我をしたKaka(スチュワートアイランドに生息)などが飼育されていました。
彼にはチャーリーブラウンという名前がつけられていて、私たちが小屋の前に行くと、声を上げて迎えてくれました。
保護センターを出ると・・・

地面にびっしり、真っ赤なきのこが!
びっくりしたので一枚。
・・・こうして、私たちの「2日半でミルフォードサウンド」という、ちょっぴり無茶な旅行が終わりました。
帰り道も、こんな感じでなかなか車が進まなかったのですが、

(注:公道です!羊が最優先で、車は列を作って待ちます・・・。)
なんとか時間内にクライストチャーチに帰ることができました。
二日半、なんだかあっという間で夢みたいでした。

皆さんも機会があればぜひ、ミルフォードサウンドまで足をのばしてみてください。
きれいな空と海、それにツチボタルとTakaheが待っていますよ♪

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(Noby)