その名はLicorice。(リコライス)

(画像:http://www.realfooddirect.co.uk/images/products/より)
私がニュージーランドに来て最初に、かつ最大のショックを受けた食品です。
これ、お菓子なんですが
・・・とにかく、黒い!!
黒いゴムホースの、中に何か詰まったような外観をしています。
食べ物だとわかるまでに、最初時間を要しました。
食べてみると・・・
んっ、歯切れが悪い。

けど、もっちりとしているわけでもない。

ものすごく歯にくっつく。

私の歯は今頃、真っ黒になっているに違いない・・・。
日本の食べ物だと、そば飴(これももしかするとわかりにくい例えかもしれませんが)に一番食感が近い感じだけど、それともちょっと違う。
そして、独特の匂い。
薬草のような、でも甘い匂いです。
結論:食べられないわけではないが、好んで口にしようとは思わない。
しかしながらこのお菓子、地元の人には大変人気があり
子供から大人まで皆が食べています。
いったい何からできているのかと不思議に思い、パッケージの裏を調べたところ
「小麦粉・黒砂糖・糖蜜・グルコースシロップ・水・Licorice抽出物・塩」
とありました。
この「Licorice抽出物」が怪しい・・・怪しすぎる。
というわけで辞書で調べてみたところ、
Licorice:カンゾウ(マメ科カンゾウ属の薬用植物の総称)(リーダーズ英和辞典より)とありました。
なるほど、独特の匂いと風味は薬草からのものだったのか!!
・・・しかし、なぜ小麦でできたアメにあえて薬草を混ぜてお菓子にしたのか、現地の人を含め私の周りでは誰も知りません。
それでも今日もLicoriceは消費されてゆきます。
近所のおじさんの手には、朝刊とついでに買ったLicorice。
バスに乗ってくる子供の手にもLicorice。
友人の家の戸棚にも、タッパーに入ったLicorice。
初めて衝撃を受けてから2年。
私の家の棚にも・・・Licorice。
独特の香りに慣れると、ちょっと甘いものがほしいときに便利な存在となりました。
また、暑くても溶けたり痛んだりしないので、お弁当箱のすきま(といってもサンドイッチの入ったタッパーですが)にも重宝しています。

そして、意外と紅茶に合う味でもあるので・・・これからお茶を入れて、おやつタイムにしようと思います

それではまた :)

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(Noby)