クライストチャーチ到着日。
手荷物検査に引っかかり、1時間遅れで出てきた父と合流します。
検査と長旅で疲れた様子だったので、まずはふたりでコーヒーを1杯。ミルクたっぷりのラテにしました。
父は「これは美味しい」とご満悦。

一息ついたところで、今回の旅程を決めました。
父の希望であるアーサーズパスとアカロア、私のおすすめ、そして私のアルバイトの休みを考慮して予定を組んでいきます。
30分も経たないうちに予定が決まったのですが、宿泊場所へのチェックインまで大分時間があったので、早速おすすめのInternational Antarctic Centre(国際南極センター)へ行くことにしました。
ここのおすすめはブルーペンギンと南極体験ルーム、そして南極を走る特殊な車の試乗です。
まずはブルーペンギンを見に行きました。幸運なことにエサやりの時間だったので、ペンギンたちが魚を求めて活発に動き回る様子がみられました。
・・・とはいってもここのペンギンは慢性的に運動不足だそうで、野生のものに比べ若干太めなのだとか。
次に「南極体験ルーム」に行きました。ここの目玉は、30分に1回体験できる南極の吹雪です。雪は降らないのですが、温度と風速を実際の嵐に似せてあるのだそうです。
部屋の外でゴム靴と専用ジャケットに着替え、部屋に入ります。
・・・あれっ、意外と寒くない。
室温はマイナス18度となっていますが、体感温度はそれほどでもありません。
氷の滑り台や雪で遊んでいたとき、急に部屋が暗くなりはじめました。
そう、嵐が来たんです。
部屋が暗くなると同時に、風が吹き始めました。
これが・・・冷たい!

周りからも「寒いー!」という声が聞こえます。
ふと隣にいる父を見ると、凍りついたように固まっていました。

寒い日本から来た彼ですが、南極の嵐はやっぱり寒かったみたいです。
次に、南極体験用の乗り物の体験乗車に行って来ました。建設作業用の重機のような車に乗り込みます。
シートベルトを締めて、準備完了です。
南極探検隊の訓練所や南極に向けて飛び立つ飛行機のための飛行場を、運転手さんの案内で巡ります。
5分ほど走ったところで、車が急に止まりました。
止まったのには理由があります。なんと、目の前に大きな砂山と池があったんです。
“この車は45度の斜面も上り下りできます・・・南極の表面はこんな風にとってもでこぼこなんです・・・さあ、早速体験してみましょう!”
という運転手さんのナレーションと共に、車が砂山の斜面を登っていきます。
かなり傾くなあ、と思っていたらナレーションが入りました。“これでも斜度30度です”
次に車は池に入ります。
その時の運転手さんのナレーションに、私は一瞬凍りつきました。“この車の車高は2mです。ちなみに池の水深は5mです”
どうなるのかとどきどきしていると、運転手さんは続けました。“大丈夫ですよ、この車、水に浮かびますから”
池を通過し、車は入り口に戻りました。
ちょうどチェックインの時間だったので、予約していたモーテルへ移動します。
チェックインを済ませ、お疲れモードの父は一眠りすることに。
私も来たるアーサーズパスに備えて早めに寝ることにしました。
こんな感じで、1日目があわただしく終了。
父もそうだと思いますが、私もベッドで爆睡でした。

では、旅行記その2に続きます :)

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(Noby)