なぜなら休みを取ったから。
2ヶ月間清掃員として一緒に働いた、アジア人の友人とそのフラットメイトたちが、今日で帰国するんです。

1ヶ月前から、今日彼らを送っていく約束をしていました。
その時はずっと後のことのような気がしていたのに、いざこの日になるとあっという間だな・・・という感じです。

彼らと初めて出会ったのは、2ヶ月前。私が清掃の仕事の見学に行ったときです。
待ち合わせ場所で私を待っていたのは、大柄で金とサファイアの指輪とピアスをした男性(ボス)と、ムスッとして何もしゃべらないアジア人男性(今日送っていく友人)でした。
であった瞬間、「しまったーーー!!」と思ったのを覚えています 笑
見学の間、ボスは大変気さくなことがわかったのですが、もう1人の男性は全く口をきかず。
てっきり嫌われたと思って凹んでいたのですが、見学の帰りにボスと寄った彼の家で、それは間違いだったとわかりました。
彼の家の門までくると、私と同年代らしい女性が2人私に声をかけてくれました。
2人とも、彼と一緒に住んでいるフラットメイトです。
「彼、とっても人見知りだから気にしなくていいよ!外国人といっしょに仕事して、英語の練習がしたいって言い出したのも彼だから!」
この一言で、私は仕事をすることに決めました。

この言葉は本当だったと実感したのは一週間後です。
私の研修期間が終わり、彼と2人だけで清掃箇所を回るようになると同時に、彼はとめどなく話しかけてくるようになりました。
今日あったこと、自分が昔していた仕事、彼女の話、家族の話、自分の国の文化の話。
毎日会い、かつ車での移動時間が1時間近くあるので、本当にいろいろな話をしました。
道に迷ったり、清掃先の物品の盗難防止用アラームが故障して鳴り止まなくなったり、はたまた清掃先の従業員の何人かとすっかり意気投合して、すっかり清掃が終わるのが遅くなってしまったり。
たった2ヶ月ですが、毎日いろんなことがありました。

彼の人見知りがおさまった頃から、彼のフラットメイトも含め、皆で仲良くするようになりました。
お互い夕食に招待しあったり、お酒を飲んだり。
お酒が入って話もはずみ、なぜか「お互い結婚式のときは呼んでね!」という約束をしたりしました。

さて、そろそろ彼らを迎えに出かけなくてはいけません。
先週末内緒で用意したプレゼントと、手紙を持っていくつもりです。
どうか皆、これからも健康でありますように。
そして、お互いの結婚式で会えますように!
それでは、行ってきます。


いい話ですね、という方。
私も結婚式に呼んでください、という方。
行ってらっしゃい、という方。
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(Noby)