
さて、今日はわたしが住んでいるフラットで飼っている猫について書きたいと思います。名前はクマ。メス6歳です。


もともとここに来る前に日本人女性に飼われていまして、それからこのフラットに引き取られたそうです。えさやりは大学生のフラットメイトがしています。
実はわたしはここに来るまで犬や猫などペットをほとんど飼ったことがありませんでした。フラットの見学をしたとき、クマもいたのですが、猫とのつきあい方を知らないわたしは、引っかかれたりしないかなとちょっと不安だったことを覚えています。

クマは、ちょっと変わった猫だということを、ここに住むようになってからわかるようになりました。

まずほとんど鳴きません。ニャーという声を発さず、ぐるぐるうなるくらいです。あと好物がヨーグルトだそうです。でも太るので最近はあげていないそうです。たまにわたしがヨーグルトを食べていると、じっと見つめていることがあります。あと甘えたりなついたりということがありません。それはわたしに限らずフラットメイトに対してもそうで、抱き上げることはもちろん、ちょっとなで続けていても嫌がって引っかこうとすることもあります。きまぐれ、きまま、そんな形容がぴったりの黒猫です。
でもわたしはクマのことは悪く思っていません。「猫かわいがり」することはないんですが、ちょうどいい距離感でつきあえていると思います。たまに部屋に来てベッドで寝ていたり、早朝何も言わずにじっと枕元に座っていたり、ただそれだけなんですが、血の通っている生き物がいるというのは、ちょっと心が温かくなる気がします。足元に体を寄せてくるとき、閉まっているドアを開けてほしいか、おなかがすいているんだなとわかるくらいにはなりました。

むしろ近所のジンジャーキャット(赤毛の猫)のほうが我が物顔でフラットに入り込んだりするので、そちらに手を焼いています。このあたりは猫を飼っているところが多いらしく、けっこう顔見知りの猫もできました。クマもキッチンの勝手口から外に出ては、ふらりと帰ってきます。

猫の6歳って、だいたい人間の40歳前後だそうで、そういう意味ではクマは独立独歩のかっこいい大人の女性という感じでしょうか。これからもつかずはなれず、お互いいい関係でいられたらと思います。実はフラットメイトが年末日本に一時帰国するので、たぶんわたしがえさやり当番をすると思います。NZ滞在期間限定の、猫との生活を、しばし楽しみたいと思います。


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(hisawo)