
わたしがニュージーランドに来て2ヵ月半がたちました。今日は、これまでに一番NZに来て感じた変化、時間の感覚について書きたいと思います。

ワーキングホリデーでクライストチャーチに来てから、時間の進み方が日本と比べてゆっくりだなあと感じることが多くなりました。特に9月末にデイライトセービングという夏時間が始まってから、明るい夜というものが自分の気分に与える影響を実感しました。あーまだまだ1日は残っているんだ、ともうちょっとがんばりたくなるというか。
またニュージーランドは労働時間が日本ほど多くありません。たいていのオフィスは6時でビルの電気が消えてしまうため、残業はあまりないそうです。日本の正社員の週40時間労働に対して、週20〜30時間のパートタイム勤務もかなり多いです。飲食業は夜遅いですが、多くのスーパーや小売店は金曜以外5時か6時で終わります。日本のコンビニに当たるデイリーショップも24時間営業は全体の半分以下だと思います。そんな感じで、まだ明るい夜の7時でも、街は静かになってしまうのです。スペイン語教室の帰り、7時半過ぎた大聖堂広場でバスを待っていても、人はあまりいません。
わたし自身ワーキングホリデーという、ある意味なんでもしていい自由時間を得た人間にとって、こののんびりさ、ゆったりさは慣れない環境の中では精神安定上助かったな、と思います。あまり都会だと、何もしていない自分にあせりを感じたかもしれません。日本の労働時間並みに働いていたら、ホリデーじゃなかったかもしれません。とはいえ日本のすべてが悪いというわけではなく、ニュージーランドの時間と日本の時間は、同じ24時間でもまた違う尺度なんだな、と考えています。

ひとつ不安があるとすれば、いつか日本に帰ったとき、ニュージーランドの時間の感覚に慣れた自分が、日本のあわただしさについていけるかなということがあります。ちなみに実家は東京です。たぶん成田空港から家に帰るだけでぐったりするだろうな、と今から考えてしまいます。人の数が違いますしね。ニュージーランドのちょっとゆるゆるな時間の中で、今度映画「かもめ食堂(フィンランドに暮らす日本人女性が食堂を開く話)」か「めがね(南の島ヨロン島の宿にやってきた人々のゆるい生活の話。以上2つどちらも小林聡美主演)」でも見てみようかなーと思っている今日この頃なのでした。


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(hisawo)