【前回のあらすじ】
友達の結婚式の為、バリ3泊5日旅行へ出発。
経由地点クアラルンプールで1泊。
その2の今回はバリからNZ帰国まで。
ブログの趣旨から明らかに逸れている気がしないでもない、落ちぶれブログライターのただの日記。
番外編的なイメージでとらえて頂けると非常にポジティブな感じです。
「あ、ほんとだ。」
デンパサール空港(バリ)に着いた私を迎えてくれ、久々の再会を果たした友人2人の第一声。
これはきっと私が太ったという噂を受けてのことでしょう。
特に久しぶりという感動も無く、ごく自然な感じで花嫁のお友達ジミーちゃん(バリ人)の車で彼女の住んでいる家に向かいます。
私はこれが3回目のバリです。
2007年4月、高校時代からの仲良し5人組10周年記念のこの年、もういい大人のはずの私達は3月で一斉に会社を辞め、バリに1ヶ月旅行に行きました。
それを皮切りに、私はもう1回。2人は2回。同じ様なバリ旅行は続き、今回結婚した友達はその後も長期でバリに滞在していました。
1人は今回オーストラリアからやって来ました。彼女もワーホリで、私より3ヶ月先輩です。
1人はもうすぐ長野にお嫁に行きます。そうなると横浜に残っているのは一番に結婚した子、1人だけ。みんな見事にバラバラです。
主に人からは行動的と思われがちな私ですが、彼女達からの私のイメージは他からのものとは対照的です。でも当たってる。
彼女達に言わせると私は言っているだけで行動に移さない、モタモタしたネガティブ人間。社会のレールの上を歩いているらしいです。
彼女達について書くと永遠に終わらないので自粛しますが、とにかく愉快で男前で私にとってとっても特別な、人生をとことん楽しむ変な人達です。
花嫁の彼女は旦那さんの実家に住んでいます。
SDカードを忘れてしまったので写真があまりないのですが、イメージしやすい様に言うとそこはウルルン滞在記の世界です。
その日は少しダラダラして11時頃に帰ります。日本円で1泊1,000円程の快適な宿。
セレモニー当日、ジミーちゃんが寝坊して約束の時間に1時間くらい遅刻して彼女の家に到着。(それでも朝8時頃)セレモニーは実家で執り行われます。
たくさんのバリ人の親戚に囲まれ、ド派手な伝統衣装に身を包んだ世にも綺麗な花嫁さんがお出迎え。
出席者も伝統衣装を着なければいけないということで私達も“クバヤ”という巻きスカートと長袖の綺麗な衣装を着付けてもらい、髪の毛もセットしてもらいます。

いつ始まったのかいつ終わったのかはきっと誰もわかりません。
というか始まりとか終わりとかいった感じではなく、途中休憩したりして夜遅くまで続きます。オノマトペで表現するなら間違いなく「グダグダ」系です。
訪れた人はその辺に座って、親戚や新郎新婦とお話をしたり、どういうタイミングかわからないけど急にお経をよむ仙人のようなすごいオーラのおばあさんが来てセレモニーが始まったり、用意されているご飯を食べたり。

ジミーちゃんの話によればヒンドゥー教徒は特定の年齢に達する度にセレモニーをしているらしくて、彼女は生まれた時からのセレモニーを今日一気にこなしているから普通よりもかなり長いらしいです。

国際結婚。色んな障害があるであろう中、その友達 はびっくりする程の適応力をみせていました。彼女のおじちゃん、おばちゃん、親戚も。
それはもう、何て言うかものすごく微笑ましい平和な光景で、でもそこには思う事が色々あるんだろうなと、その後ろにあるものを考えると形容詞では表せないような不思議なセンチメンタルに襲われました。
おじちゃんは10年日記(毎日二行くらいを10年続ける)をつけていて、その内容がハイレベルなのでみんな大好物で、いつも彼女の実家に行くと皆で盗み見をして大笑いしては怒られたものでした。
この日の日記には何て書いてあるんだろう。

他の人はあと2,3週間滞在するという中、私は1人次の日の昼にはバリを後にしました。
3時間飛行、クアラルンプールで5時間待ち、そこからまた11時間のフライトでグッタリしている中、自分は見るからに善良なイメージかと思っていた私はオークランド空港の税関で怪しまれ、犯罪者のような扱いを受けるまさかの展開。
2時間の拘束の後、久しぶりに出た娑婆の世界ではバスがストライキをかましていました。かっこいい。
※ちなみにこのストライキ、一週間続きます。
今回の旅で思ったこと感じたこと。
(その1で書いたことはしつこいので省略)
20代後半は転機のとき。油断してると簡単に浦島太郎になれるということ。
ニュージーランドは私が今まで行った外国の中では一番日本に近い環境(私の生活範囲内の話)だということ。
それから、生まれて初めて食べたドリアンは1ミクロンの狂いも無く、全く冷凍シュウマイの味だということ。
家まで帰る道。やっぱりニュージーランドの空は青いな、と再確認。
家に帰って荷物を降ろし一息。
ここは日本ではないのに、あー帰って来たーという感じが変な気もします。
ニュージーランドの外は「外国」で、でもやっぱり自分の国は日本でしかなくて、
今、そのどちらにも属さないニュージーという国。
何かとってもおかしな位置づけ。

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(ayako)