何かの「終わり」は、自分の意思で「終える」場合も、または自分の意思とは関係なく「終わる」場合も、エネルギーが必要な気がします。
何かの「終わり」が、それを決意する前の悩んで考えている時からだとすると、そして「終わり」は、自動的にその「終わり」の後の生活の「はじまり」だとすると、大変な労力と時間をかける作業だと思えるのです。
そしてまた、今回もひとつのことが「終わる」。
これが私の最後のブログ。今まで読んで頂き、そしてたくさんのコメント、本当にありがとうございました。
最後に衝撃的事実をひとつ、実は私…活字はあまり好きではありませんでした。むしろ数字大好き理系人間です。
そんな私が活字に興味を持ったきっかけ、それはNZクライストチャーチ図書館の日本語コーナーとの出会いでした。英語の勉強の合間、気分転換に日本語コーナーに行ってみると、何やら面白そうな本がずらり…。もしかすると、日本で同じ本に出会っていても面白そうとは思わなかったかもしれません。この時は、自分でも不思議なくらい読書にはまり、毎日借りて帰り、左手に本+右手にお菓子のお決まりポーズで、コーナーにあったほとんどの本を読みあさりました。おかげで英語の勉強は疎かに…。
ここNZで、はじめて活字のおもしろさを実感したのです。
そんな時見つけたブログライター募集の広告。締切の日にちは過ぎていたのに無理して応募。そして与えられた機会。
どこに転がっているか分からない機会、何が起こる分からない人生だから、何かの縁があって自分が関われることは何でもやってみる。
こんな考え方だから、「はじまり」は得意だけれども「終わり」は苦手。
「終わり」が何かを失うことのように感じていたのです。
そして、私は基本的に人やものに対してポジティブに考える傾向があります。もしくは、本当はネガティブに感じていることでもポジティブに変換する思考回路が無意識的に働くのかもしれません。簡単に言えば、あまり「嫌」という気持ちを持ちません。いえ、気づかないのかもしれません。そしてある時、何だかモヤモヤしている。そして何か違うと気付くのはだいぶ先だったりもします。
だから「終わり」のタイミングも分からないでいることが多いのです。
約10か月のNZ生活。たくさんのことを感じ、そして学びました。
そのひとつは「自然が一番美しい」ということ。それは、大自然はもちろん、人も自分の心に正直な人は美しいと思います。

私の「自然」に生きるという課題は、人に対しても、自分に対しても正直になるということ。そうできるように勇気を持つこと。
何を感じるか?考えるではなくて感じることを大切にしようと思う。
それは、「終わり」と「はじまり」においても。

もうすぐ1年というワーホリ期間が「終わる」。
今、何を感じるか?自分に正直になってみる。
まだやり残したことがある。
今の生活を「終える」ということはエネルギーが必要だけれども、そのやり残したことを「はじめる」ために、ひとつのことを「終える」。
なにかの「終わり」は同時になにかの「はじまり」。
そして、「終わり」は何かを失うことではなくて、得たものが経験となること。
この先の長い旅において、どんな形であっても経験として残っていくもの。
だから「the end」は、ある意味「to be continued」。
今回のひとつの「終わり」もまた、私の人生において、経験として残っていく。
まだまだ試行錯誤の毎日だけれども、意味のないことはないから、ひとつひとつの出会いを大切にしたいと思っているワーホリ10か月目の今の私。ワーホリの「終わり」には、たくさんの経験という財産ができればいいなと期待しつつ。
そしてもちろん、そこには「People people people」。

最後まで、このような私の話に付き合って下さった皆様、ありがとうございました。
いつもあたたかいコメントで応援をして下さった皆様、とても励みになりました。
そして、この貴重な機会を与えて下さった管理人のKickoff-T様、同じブログライターのミキコ様、ayako様、どうもありがとうございました。
またいつか、どこかでお会いしましょう。
Thank you & see you !!

Lisa さん、今日で終わりですか、という方。
Lisa さんの文章好きです、という方。
Lisa さん、また会いましょう、という方。
クリックで応援よろしくお願いします。


(Lisa)