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2009年04月06日

海からの贈り物

 日曜日から日本との時差が3時間の冬時間になりました。今日は時計の針を戻した(日本時間に近づけた)ので、1時間得をして1日25時間。ただ、時計の針はすぐに時刻を正確に刻みますが、私の体内時計は時間調整にしばらくかかりそうです。たらーっ(汗)

 さて、昨日は残暑の厳しさを感じさせる1日となりました。久しぶりに、空一面が青く広がった昼下がり。今夏最後の一鳴きとばかりに、セミがあちらこちらで大合唱するなか、その陽気に誘われて、昼からビーチコーミングへと出かけました。あせあせ(飛び散る汗)

 いつもは小さなショルダーバックを持っていきますが、立ったり屈んだりするのに邪魔になるため、カメラ、携帯、財布を上着のポケットに入れて身軽に出かけました。わーい(嬉しい顔)

 まず、最初の目的地の浜辺に着き、そこの端から波打ち際を歩き始めました。たまたま訪れたとき海は満潮だったので、そんなに収穫は期待せずにおりましたが、日本ではあまり見かけない色の貝殻、米粒くらいの貝殻、やどかりとも遊びながら、気がつけば浜辺の終着点。

 そこで、次の浜辺に向かうため、収穫品をポケットに入れたところ、顔から血の気が一瞬にして引きました。なぜなら、左ポケットにあった携帯とカメラがありません。あまりの衝撃に肩で息をしながら「落ち着いて。落ち着いて。」と、自分に話しかけながら、思い当たるところを確認しますがありません。がく〜(落胆した顔)

 とりあえず、よろけるように歩いてきた道を戻りましたが、私が歩いていたのは満潮時の波打ち際。幾度となく押し寄せる気まぐれな波に、時には靴を塗らされながら歩いていたのです。あせあせ(飛び散る汗)

 一心不乱に波打ち際に注ぐ視線。途中から涙ぐみながら歩いていると、前方から両手を降りながら駆け寄ってくる子供たち。ふと、そちらに目をやると、なんと彼らの手に私の携帯とカメラがあるではありませんか。ぴかぴか(新しい)揺れるハート

 急いで彼らの元に私も走りよると、彼らがそれぞれの手に持った携帯とカメラを渡してくれました。私は「ありがとう」を繰り返しながら、抱きしめるようにそれらを受け取りました。携帯もカメラも表面に傷はついておりましたが、濡れもせずに無事に動きました。わーい(嬉しい顔)

 私は彼らに対して、本当に感謝の気持ちで一杯でしたが「ありがとう」としか言えませんでした。しかし、英語を話せないなりにも、彼らが自分たちの行為に、もっと誇りを持てるような謝意の方法があったはずです。

 これが携帯とカメラが戻ったことの嬉しさを半減させる理由。今の私の胸に込上げる、とても苦い気持ちですが「後悔先に立たず」

 次回はもっと気の利いたコミュニケーションが取れるようになりたいと思っています。

ひらめき
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むかっ(怒り)
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(Umi)
posted by キックオフNZ at 03:49 | Comment(4) | TrackBack(0) | NZ Life
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