
同居人たちが戻ってくる日の朝「あぁ、この快適な空間があと数時間でなくなってしまう」と考えると、どうしようもなくブルーになりました。しかし、階下で「Umi、Umi」と呼ぶ声を聞いて「階段を転がるように駆け下りるそんな自分に驚かされて」と一句詠む。

久しぶりに会った同居人が「Umi,少し痩せた気がする」と1人が言えば「いや、少し太ったよ。違うな。日焼けして健康的に見えるようになったせいかな」と、もう片方が言う。「普通はね日焼けをすると引き締まり痩せたイメージあるんだけどな」と一句詠む。

同居人達が不在の期間は、部屋は散らからないので掃除に手を抜く日々が続き、気がつけばうっすらと綿埃の姿が見えました。同居人の彼らはともかく、近くやってくる母の顔が思い浮かび一句詠む「人間は埃で死にはしませんと切れたらいいな母への啖呵」

卒業を来年に控える私の結婚を心配する友達から異口同音の質問をされて・・・
その1:KIWIの友人が「Umiは家族を持ちたいの?」「もちろん」と答える私に「本当にそう思っているの?」としつこく繰り返し訪ねる友人。半ば苦笑まじりにYESと答えて一句詠む「そんなにも私の未来気になれば紹介してね未来の夫」

その2:学校の友人が「Umiがパートナーに巡り会えないのは運命を信じていないからだよ。どこかで私に結婚は無理とかパートナーは見つからないと否定しているよ」と耳の痛いアドバイスに一句詠む「ありがとうその助言に真剣に信じ願うよ運命の糸」

最近、街を歩いているとトナカイやサンタに巡り会います。それはおそろいのトナカイのカチューシャで歩く人、サンタ帽子で歩く人、トナカイの角突きヘルメットをかぶる人etc
「クリスマス老いも若きも仮装して街全体がドリームランド」と一句詠む。

とても夏らしい週末の昼下がり、フラットの中庭から楽しそうな声が響いています。何をしているのかとその方向に目をやれば、男女5,6名のグループがビールを片手にビニルプールで遊ぶのを見て「今知ったビニルプールは大人でも入り遊んでいい玩具だと」と詠む。

このブログを自分の部屋で書きながら聞こえるのは、本人不在の部屋から流れる音楽、居間から聞こえるテレビの声にフラットメイト達の笑い声。そこにお湯を沸かす音とお茶の準備の音も加わり一句詠む「久しぶりこの雰囲気が愛しいと息吹き返し家がつぶやく」

今年最後のブログはいかがでしたか?本年は私のつたない文章をご愛読頂き、感謝しております。来年は更に文章に磨きをかけていきたいと思います。
どうぞ、皆様も素敵なクリスマスと良いお年をお迎えくださいませ。

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(Umi)