


さて、私の母があと3週間もすれば、こちらにやってきます。彼女は海外旅行は経験していますが、いつも父か家族と一緒。それが今回は単独で、ツアーにも参加しません。

今は準備に慌しく、海外一人旅の不安を考えている余裕はないようですが、間近になるときっと心臓が口から飛び出さんばかりに緊張するでしょう。

それは母が英語を全く話せないことにもありますが、それ以前に成田空港のチェックインから戸惑いがあるようです。
これは前回、私が日本からNZに帰国するときに一緒にチェックインカウンターに行き、一連の流れを見てもらいました。それを終えてからの出国手続き搭乗ゲートに向うのが、彼女にとって第一関門です。チケットに書いてある搭乗ゲートに、空港内の案内板を見て進めばいいのですが、恐らく空港内の電車に乗らなくてはならず、念のために、搭乗案内板の見方を説明しておいた方がよさそうです。

今回はニュージーランド航空利用ですが、フライトアテンダントは日本人対応には慣れた人も多く、基本的に親切だと思います。

しかし、オークランド空港に降りてからが第二関門。ここからは英語との戦いです。入国審査ゲートに進む時に、英語の表示を見ながら進みますが、この表示は英語の横に絵が描かれているので想像はつくと思います。
問題は入国審査での審査官とのやりとり。しかし、概ね彼らも親切で「誰か通訳をしてくれる人」と、本当に困り果てたときには、大勢の人に助け舟を求めてくれます。
その後、ターンテーブルで荷物を取り、最後の関門、手荷物のX線検査になります。その前に口頭質問があり、優しい英語で質問されますが、中には「食べ物」「はちみつ」等の日本語の単語を並べて聞いてくれる審査官もいます。

X線検査が無事に終了すれば、晴れて入国。空港ロビーは多くの出迎えの人で溢れていますが、ツアーの方はガイドさんが名前を書いた看板を持って迎えてくれます。個人の場合は、出迎える人が見つけてくれますので、焦らずに待っていることをお勧めします。
オークランド空港は、他国から比べると小規模な国際空港で、そこには日本人や日本語を話せる人もおりますので、分からないことは聞いてみてください。

私は母や他のニュージーランドへ旅行をなさる方々が、不安よりも期待と楽しみを持ってこちらに来てくださることを祈っています。
そして最後になりましたが、最近タイの政情不安やインドのテロ等、胸を締め付けられる出来事も多く耳にします。現地で過ごされる方々が、一刻も早く穏やかに過ごせる時間を取り戻されることを願ってやみません。

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(Umi)