
さて、先週の火曜日からフラットメイトの1人が、20代後半にして水疱瘡になりました。事の起こりは、先週のロングウィークエンドに旅行に出かけ、月曜日の午後に帰宅。その夜から発熱し、翌日お医者さんに行ったところ「軽い水疱瘡」と診断されたのです。

この時点では、彼は発疹もなく元気で水疱瘡を軽く考えていたのですが、私は水疱瘡未経験の上、大人になってからの症状は重くなることを聞いており、戦々恐々。そこで彼に「私が共通スペースにいる間は部屋で過ごして欲しい」とお願いしました。また、水疱瘡経験者のフラットオーナーも彼に「Umiのことも考えて、しばらくの期間は彼女と会わないようにすること」と、伝えてくれました。


そうこうするうちに2日経ち、木曜日たまたま私が帰宅したところ、リビングにいた彼が「Umiはショックを受けるから僕を見ちゃだめ」と大声で、階段を上る私に叫んでいます。「そんな無茶な」と思いながらリビングに辿りついた私は、驚きのあまり言葉を失いました。会わなかったこの2日間で彼の症状は重くなっており、数多くの大きな発疹で、顔の形さえ変わっている印象を受けました。

金曜日に彼は再び病院へ行きましたが、彼の担当医もその症状に驚きを隠せず、しばしショックで言葉を失ったそうです。結局、この日別の薬ももらい、更に10日間の外出禁止令も出され自宅療養期間が延長されました。日本では入院することさえある、大人の水疱瘡ですが、これでNZの医師の感染症に関する認識は、日本と比べると低いと感じました。

そのため、フラットオーナーは水疱瘡経験者であるにもかかわらず、夜は彼女の家に避難しています。しかし、一方の私は行く当てもなく、家で過ごさなくてはなりません。

しかし、水疱瘡の彼自身、自分の症状に対する認識の甘さが未だにあり、それが私を不安にさせ、時にはその無神経さに怒りを覚えます。
今回のことで、私は自分自身の危機管理の甘さを痛感しました。フラットだけに限らず、他民族が暮らしているオークランドでは、日常生活における衛生上、日本の常識が通じないことも多々あります。また、海外では言葉の問題や高額な診察料のため、病院への足も遠のきます。


そのため、海外に留学する前には不測の事態に備えて、感染症の予防接種等、可能な限りの自己防衛を日本でなさることをお勧めします。
こんな今の私に出来ることは、規則正しい生活を心がけ、水疱瘡に感染しないことを祈るのみです。

水疱瘡なっていません、という方。
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(Umi)