
しかしながら、8月は私にとって「鬼門」。

NZでは「冬の8月」となり、暑さが天敵の私にとって、それがプラスに作用するかと思いきや、相変わらず「ジェットコースターのような日々」です。

思い起こせば、昨年の8月は「悪夢のウェリントン旅行」で幕開け。それは、オークランド〜ウェリントンを12時間で結ぶ鉄道の旅。「車内サービスと車窓からの景色が楽しめる」という知人の勧めに、期待一杯の友人と私でした。

しかし、私たちの電車はトラブルが発生し、途中立ち往生。技術者が派遣され、復旧するまで約2時間半、電車に缶詰。おまけに、電力系のトラブルで、カフェの営業も見合わせられたのです。

運転が再開し、気を取り直した私たちを、次に襲ったのは激しい雨。車窓を楽しむどころか、窓を滝のように流れる雨を眺めていました。ウェリントンに到着したのはPM10:00。実に、オークランド出発から、14時間半の長旅でした。


そんな旅行から帰った私を、次に待っていたのは「通院」。私は首の脂肪腫と長年付き合っていますが、この旅行でそれが細菌感染し炎症。最初は、抗生物質治療でしたが、腫れがひかず、医師の判断で「緊急手術」になりました。

何の心構えもないまま手術台に案内され、やっとの思いでKIWIの友人を呼び、付き添ってもらいました。所要40分。最初の小切開は麻酔もなく、暴れる私を押さえる医師と看護士。その後、麻酔はされましたが、今思い出しても「悪夢」です。

手術後も傷口は縫われず、バンドエイドで仮止め。3日後、皮膚が落ち着いてから、無事に縫合されましたが、首を動かせないのは辛いものでした。

そんな手術後の傷が癒えないうちに、学校の入学試験。それに合格したため、オークランドでのフラット探しに、引越準備、転校に伴う諸手続、授業、IELTS試験勉強etc・・・
そういえば、オークランドからの帰路、バスのハーネスが切断?し、運転不可能になり、救援車を待ったこともありました。

今年もご多分に洩れず、7月末からトラブル発生。これも自分では対応策がなく、結果を待っています。
ただ、昨年のことを文章にすると、込み上げてくるのは「悲壮感」ではなく「笑い」です。その当時は「奈落の底」にいましたが「神様はその人に越えられない困難は与えない」という言葉が、私にとって真実味を帯びてきます。
きっと、未来の私も、今のトラブルを思い出し、笑っているでしょう

「あれがあったからこそ、今の私がいる」と・・・。



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(Umi)