
私の日本滞在も9日目。ようやく、日本モードになり馬車馬のように日々奔走しておりますが、風邪で喉の痛みに苦しんでいます。

さて、今回の一時帰国で、私は「新しい自分」を発見しました。日本での生活が日常ではなく、心や時間に余裕があることを差し引いても、「自分の変化」に私自身が驚いたことを記します。

最初は「挨拶」。私は、いい大人でありながら「挨拶」を自然にすることが苦手でした。「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」「ごめんなさい」等の言葉が、家族や友人にさえ、素直に言えませんでした。
それが、今は、例えば、バスの乗降時、運転手さんに「おはようございます」「ありがとうございます」、同じマンションの住人と、挨拶や日常会話を交わしています。
次に、時間に追われることが少なくなりました。先日、役所に行きましたが、受付窓口は長蛇の列。そこで並んでいる人を見ていると、窓口が滞ると舌打ちや貧乏ゆすりを始める人。日本で生活をしていたとき、私も彼らと同じでした。
でも、今は「イライラする?鼻歌歌う?どちらで待っても同じ時間」と、自分に言い聞かせられるため、心は平静を保ちます。その結果、窓口の方と良好なコミュニケーションが取れ、彼女の計らいで手続を簡略化することができました。

それから、街で耳にする英語が自然に耳に入るようになり、外国人に対して臆することがなくなりました。
例えば、成田空港で西洋人の女の子が、私に話しかけてきた時、話し相手になれたこと。また、大阪の地下鉄乗り場で、路線図を見ながら迷っていた外国人に、簡単な説明ができたこと。
なかでも一番大きな変化は「物事を一旦受け入れる」という、土壌が培われたことでしょうか。


NZ渡航前は、自分の許容範囲を超えると感じたこと(物・人)には、触れることさえせずに、頑なに拒否。新しい物や変化によって、自分が築いてきたものが壊されることに、常に怯えていたように思います。
それが、NZでの生活を通して、下手なプライドや過剰な自己防衛が取り除かれたこと。これにより「自分が譲れない事柄」が明確になり、新たなものを受け入れ、自分の変化を楽しむ余裕も出てきました。

ずいぶんとえらそうなことを書きましたが、これを読んだ家族や友人は、今頃首をかしげているかもしれません。「そんな劇的な変化がどこに???何か違う」と・・・(笑)。
なにはともあれ、残りわずかな日本滞在。パワー全快で楽しみたいと思います


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(Umi)