
ワイウェラスパはオークランドからバスで1時間ちょっと。オークランドの市内しか見ていなかった私にとって、車窓から見える「緑」は感激そのものだった。

朝一番のバスだったので8時出発、その時は大雨だったのだが、バスが発車してからすぐに晴れ。だからか目に入る緑は特別に輝いていて、キラキラしていた。今更ながら「緑は緑でもいろいろな緑があるなぁ」と窓に張り付いていた。そのうち羊がたくさん、丘がたくさん、私のテンションも上がってきた。




羊はイギリスにいる時友達になれるだろうというくらい近い存在だった。羊は近くに寄ると臭いしいきなりおしっこをする。「メエー」と鳴きながら走ると実は早い。朝一で寮のドアを開けると羊が目の前にいることもよくあった。とにかくそんなんで羊にはなぜか特別な「親近感」があり羊をみるだけで古い友達にあったような、言葉が通じるような、ついつい「おーい」と声をかけたくなる。
行くまでの光景も存分に楽しんで着いたスパは海の目の前、すごく静かだった。朝早かったから着いた時にはおじいちゃんとおばあちゃん、もう一人のおじいちゃんと、赤ちゃんを連れた若いカップル、そして私達しかいなかった。
スパ自体は東京の遊園地のプールを超ちっちゃくした感じ。屋外にプールが4,5個、屋根のあるプールが2つ、あとはプライベートスパなどで、それぞれ温度が違った。この時期のこの天気なので、天気は分刻みというくらい変わりやすい。着いた時には曇り、そして凍えるような寒さ、そのうち雨がザアザア振りだしたので、屋根のある、そして映画も見られるプールに皆集まった。
映画は一日に何本か決まった時間にやるらしく、その時はまだ何も上映していなかった。そしてこの寒い気温の為、その映画も見られるプールの温度では凍えた体は温められず、40度のプールに移動した。そのうち人も増えてきて、天気もまた晴れた。すごく強い太陽光で、温泉からでる煙と太陽光が混ざり合って、仙人でも出てくるのかと思うような雰囲気!?が醸し出された。

とにかく長い間「お湯につかる」ということをしていなかったので、その「スパ」体験は私の荒れた肌も心も一日で癒した。温かい温泉のお湯で手も足も思いっきり伸ばして、ゆっくり時間も忘れて一日を過ごす。
超が100個つくくらいよかった。


この2、3ヶ月のストレスも一気に消えた。帰る頃には体が今まで体験したことのないくらいお湯でふやけていた。言葉通り「一日中」お湯に使っていたからだろう。でも、本当によかった。次はロトルアの温泉に行きたい。NZにはたくさん温泉があって嬉しい。
温泉最高っ、て感じ。




ニュージーランドは寒いんですね、という方。
温泉大好き、という方。
水着着てはいるのー?、という方。
クリックで応援よろしくお願いします。


(Ai)