
早いもので今年も5月。日本はGWも終了し、日常生活が戻ってきたころですね。OL時代に「連休ぼけだーーーっ」と悲鳴を挙げながら?仕事をしたことがあったような???

さて、♪5月がく〜れば思い出す

それは昨年の今頃・・・。当時私はKIWI夫妻宅で生活し、彼ら長男の2歳の誕生日パーティーの準備に大忙し!の日々でした。

そんな彼の誕生日の前日、ママはケーキ作り、私は7ヶ月の次男の子守、パパと長男は窓の掃除となごやかな時間を過ごしていました。ところがパパに不意の来客。1人になった長男は裏庭へ。そこは彼の秘密基地?なのです。
しばらくして私と次男も追いました。そこで彼は口をモグモグしながら何かを探しています。「何をしているの?」と尋ねたら、彼は得意顔でキノコを見せてくれたのです。
姿はエノキのようですが、「毒を持った物ほど美しい」という、嘘か真か知らぬ言葉が蘇り、嫌がる子供の口に指を入れて吐かせ、キノコを1本抜いて、左手に次男、右手に長男を抱えて猛ダッシュで家へ・・・。まさに火事場の馬鹿力です!!

ママに説明し、キノコを渡したら「これは毒キノコね」それからは蜂の巣を突いた様な大騒ぎ!でも、その横で当人は跳ね回っていました。
病院へはパパが付き添い、近所の人も去って、どっと疲れた私がママを見ると平然とケーキ作りをしているではありませんか?!「何をしているの?」「急がないとケーキが仕上がらないからね」
皆さんお分かりですか??この衝撃


私は子供がいないので親の気持ちは想像することしか出来ませんが、子供の一大事には何も手につかないくらい気持ちが乱れると考えていました。そのため、彼女の冷静な行動に「子供とケーキとどっちが大事なの?」と聞きたかったのです。
結局、長男は解毒治療を終え夕方帰宅。誕生日を楽しみにベッドへ向かいましたが、しばらくして彼の様子を見に行ったママが大声で私を呼んでいます。
急いで子供部屋に行くと、そこには黒い嘔吐物にまみれ震える子供。
私は驚きで声も出ず・・・。

すると彼は激しく泣き出したのです。そのとき
「Umi、子供は不安な気持ちを敏感にキャッチするから、あなたが動揺してはだめ」
とママが私を叱りました。そして子供には「あなたは大丈夫よ」と体を優しく撫でながら、繰り返し語りかけていました。
そうです。彼女の冷静な行動は、子供に対する深い愛情がなせるものでした。

彼女の心配は計り知れないものでも子供は2人。長男はもとより次男のことも考えなくてはなりません。長男の騒動の間も次男は私の腕の中でぐずらなかっのは、いつもと変わらぬ笑顔のママを見ていたからなのです。
ようやく、すべてのことを理解し、私は1つの方向でしか物事を考えられない自分が恥ずかしくなりました。彼女の芯の強さ、子供を守る力にも頭が下がりました。まさに「母は強し」ですね。
さて、その後ですか??彼は翌朝元気に目覚め「Mybirthday」と言いながらプレゼントの山に飛び込んでいきました!!

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(Umi)