
その時に思い出したある出来事。
その映画の中で何度も「F –WORD」(Fから始まる4文字のとてもいけない言葉!)や「F ○○KING」という言葉を聞いた。何度も何度も主人公やその周りの人たちが使っていて映画自体は本当に素晴らしいものだが、なんだか気分が悪くなった。

なぜなら「F○○KING」は「F-WORD」に比べればそこまで強くない。強調した言い回しで、使う人も多い。でも少なくともハッピーな時に使う、もしくはハッピーな人が使う言葉でもない。大体にして普通は使わないべき。
オークランドには沢山のアジア人学生がいる。こないだ町を歩いているとき笑いながら「F○○K YOU!」と叫んでいる学生をみた。まっ昼間の人ごみで!
英語を話すネイティブスピーカーでも喧嘩をして本当に頭にきた時くらいしか使わない。日本語ではそれに値する程悪い言葉はみつからないくらい。
そんな光景を見ているとカナダで働いていたときのボスの言葉を思い出す。
「AI、町には留学生が本当の言葉の意味も知らずに簡単に悪い言葉を使いたがる。でもAI、あなたは絶対使っちゃ駄目よ。」
「教養のない人が使う言葉よ。」と・・・。
もちろん国によっても土地柄によってもその「F-WORD」を聞く頻度は違う。例えばカナダではほとんど聞かなかったけど、イギリスでは結構聞いた。特にアメリカなんて地域によっても全然違うだろう。
でも少なくとも英語を母国語としない私達が意味もわからず、どれだけ汚い言葉かもしらずに簡単に使う言葉ではない。言葉だけではなくマリファナもそう。アメリカやカナダでは実は結構普通なこと。バーに行くと時々普通に吸っている光景をみる。マリファナは他のドラッグに比べて中毒性も低く、タバコの方が体に悪いとも言われている。当時の留学生の友達は一緒になって吸っていた。
でも彼ら現地人はドラッグの教育も学校でちゃんとうけたうえで(もちろんよくないけど!)吸う。F-WORDも同じ話。
なのに留学生の中にはたまに遊び半分でその土地の文化も、言葉、行為もちゃんと理解せず軽視して真似してしまう人がいる。絶対にしてはいけないこと!皆がやっているからとふざけ半分でも駄目

こんなことをいいながら私は昔から物事をよく考えずに行動していた。(これは行動力とは違う、ただの「軽はずみな行為」!)まあいいか、と雰囲気にのまれて・・。それでも一線を越したことはないが海外にくると自分自身の行為にいつも以上に責任感をもたなければならない。言葉も行為もそう、INNOCENTとNAÏVEの違い。
今でもその気はあるが、このことに気がつけたことで成長できた。
ワーホリの経験が私を何歩も大人にさせてくれたのだ。

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(Ai)