
みなさんに、ひとつお知らせがあります。

今年の6月までニュージーランドにいる予定でしたが、すこし短くして4月に日本に帰ることにしました。






ということで最近は帰国までに、ちょっとした蓄えを作ろうと短期バイトをすこし探しています。


そこで登場するのが、同じホステルに住んでいる友人で、趣味が人助け としかいいようのない男。

彼はサウスアフリカから15年前にニュージーランドに移民してきており現在はエンジニアも目指し日々のタスクに追われる大学生。


彼のすごいところは とにかくフレンドリー。



どれぐらいすごいかというと
Doraが住んでいるホステルには、100人近くの住人が共同生活していますが、彼のことを知らない人はいないぐらいすごい。


とにかく人が困っていたり 悩んでいたりすると 一生懸命、一緒に解決してくれようとする。

女性から見れば ”将来結婚したい男性”の上位に食い込んでくること間違いなしのタイプ。先日、彼にキッチンで、ばったり会ったので一緒に食事をしながらの会話で
”お金がないから、短期バイトしたいなー”
と僕がいったところ
”それなら、Doraにぴったりの仕事があるよ”
と彼の部屋に通され、彼のパソコンで教師募集の案内がのっているウェブサイトを見せてくれました。募集学科は掲載されておらずとりあえず先生が病気や有休をとる際に、その間だけ臨時で教壇に立つ人を募集しているようでした。
結局、教職の経験は今のボランティアでできていたので、募集に申し込む事はありませんでしたが彼は以前も、”クレームオペレーター や 保険会社のセールス ホテルのレセプション 等の仕事を薦められたことがあり英語力がないDoraにこんな仕事ばかり薦められるとなんだか恐縮してしまいます。

クレームオペレーター自体、経験ないし、しかも英語の聞き取りがままならないDoraがいい加減な応対をすれば、ただでさえクレームでイライラしている客を怒らせるのは難しい事ではないでしょう。



彼はキウィで、いつもDoraのたどたどしい英語を”Excelence(英語かなりうまいよ)と声をかけてくれしまいには
”Your English is perfect"
真顔で徹底的に褒めてくるので、お世辞とわかっていながらも彼のホスピタリティーには、ただただ感心するばかり。


彼のようなキウィに出会えて、とても僕はラッキーでしたが、他のキウィもフレンドリーかというと?がつきます。
オークランドのクィーンストリートと呼ばれるメインストリートを歩くと、本当に多くの国々の人々をみかけることができます。
近年、ニュージーランドは世界で住みやすい国の上位にくいこみほど、経済は順調、治安もいい 魅力的な自然も多いと、世界中の人々が関心を持っている国というのがよく分かります。ただそうやって、ニュージーランドに移民してくる人々や留学やビジネスで訪れる人々を嫌う人々も、現実には少なからずいます。

英語でうまく説明できない事をいいことに、あきらかにキウィのお客と違い、つめたいサービスをしてきたりするということです。

先日、飛行機のチケットを購入した際に2人の店員と話したのですが、フレンドリーな店員と、目もあわせないような冷たい店員のサービスは、雲泥の差でした。不思議なものですがフレンドリーなキウィと話すときの、Doraの英語は急激にレベルが上がります。


”おーすげー表現できてる!”
と思える瞬間があるのですが、アンフレンドリーなキウィや人々には、簡単な事もうまくいえず、余計にイライラするもの。
その人とコミュニケーションをとりたいと思っていれば、自然と言葉や気持ちは伝わるもの だと 実感しています。
”なぜ、人によってこんなに違うんだろう?”
きくと、アジア系の人間がニュージーランドに来て、仕事を奪っていく という意識があるキウィの人々もいるそうで、その人たちからみれば、どのアジア人をみても憎らしいという気持ちから、そういう冷たく罵る態度になっているのかもしれません。

日本でも、移民してきたブラジル人が、何か問題を起こすと、”それやった”といわんばかりに日本人が起こしたときより、倍以上に取り立てて問題視する風潮があるようなものなんでしょうか。
特に、ニュージーランドは日本と違い、様々な国の人々が多く共存する社会。お互いの文化を認め合い、尊重できる社会に、もっとなればニュージーランドが世界で一番住みやすい国になるかも?

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(Dora)