バスに乗っていたら

「乗客の皆さん、私朝食が待ってるのでここで交代します、Have a nice day!」
という一言に、複数のお客さんが
「Thanks driver」
「Have a nice breakfast!」
など応えてました。
こういうやりとりが、NZでは結構普通に見られます。
私が初めてNZに来てびっくりした事の一つが、このバスでのやり取りについて。
まず乗る時、ほとんどの乗客とドライバーが「Hi!」と挨拶をする事。そしてドライバーによってはよく喋る人もいて、乗客一人ひとりに
「そのピアス素敵ですね」
とか
「朝食は食べた?」

など聞いたり。乗客の人もそれにちゃんと
「ありがとう」
「いやー、朝食もりもり食べたよ」

などノリ良く答えるので、聞いている方も結構面白い。

そしてバスを降りるときも同様、大抵の人が
「Thank you!」「Cheers!」
とドライバーに言って降りていく。あるドライバーさんは、皆に
「Thank you very much!」
「Have a nice weekend!」
などおっきな声をかけていて、バスに乗ってた私もなんだかぬくぬくとあったかい気持ちになった。
こーいうのって良いと思いません?私は好きです、こういうの。
今でこそ、もうNZのこういうやり取りにいちいち驚かなくなったけど、思い返してみて日本でバス乗る時「こんにちは」って言ってる人、まずいなかった。ドライバーさんは既にバスの、機械の一部だったような。無言でひたすら運転・・・。
NZの人に
「バスでのやり取りってすごい良いよねー。」
と話したら、私がこういうやり取りにいちいち感動してた、というのがとても不思議だったらしく
「普通だ」
と。どこで教わったわけでもないものだそうで、一つkiwiのいいカルチャーなのかなと。
しかーし一方で、バスについてのマイナスな面も多々。
まずドライバーが良く道を間違える事。しかもそれを黙ってごまかす事!こらー!

通常、シティーから家までは30分掛かるのだけど、「あれ、なんだか今日は近いなぁー」と思ってたらドライバーが高速を降りる場所を間違えたみたいで、せっかく家に近づいたのに何事も無かったかのようにシティー方向へ引き返したり。でも乗客が誰も怒ってなかったのが超不思議。皆「いつもの事」という顔で焦りもせず文句も言わず、笑えました。

そして
ストライキ。
これは5月の頭にあったのだけれど何と
6日間バスが全ストップ。
これはさすがに「喝―っ!」

オークランドの交通事情はバスが主、電車は限られた地域しか走ってなく、私の家はこのバスだけが頼りなのでバスストライキ=私も仕事ストライキしちゃおうか・・・?というわけにも行かず、シティーに行くのにタクシー使ったりとものすごい大変でした。(怒)。ここまで長期のストライキは例を見ないということだけど、半日ストライキなどはまあ普通。
そんなわけでバス事情あれこれですが、ストライキ除いてはバスの空間大好きです。
で、こないだはバスで私が最後の乗客となり、ドライバー:「家はどこ?」という事で、
家の前まで
送っていただきました。
おかかえバス気分。ラッキー!
いいですねー、という方。
私もバス通学です、という方。
私も朝食もりもり食べたました、という方。
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(べっち)