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2007年03月28日

ニュージーランドの教育に携わって

こんにちは オークランドのDoraです。晴れ

もうそろそろ3月も終わりで、これから新しい環境に飛び込まれる方も多いんではないんでしょうか?NEWぴかぴか(新しい)

さてニュージーランドの学校も、入学シーズンで忙しいと思いきや、そんなことはありません。なぜなら 4月は入学シーズンではないからです。がく〜(落胆した顔)

ピカピカの1年生☆ 

昔そんなフレーズがテレビコマーシャルで流行った時期がありましたが、日本のように同年生まれた子達が、大勢入学してくる事はありません。

”誕生日” 

これがニュージーランドの学校に入学時期の大きな目安。

だから同年生まれの子でも、4月生まれの人と12月の人では実に、小学校に入学する時点で約8ヶ月の差が生まれてきます。誕生日を迎えると、親に連れられて、個人的に入学。だから日本のような華やかな入学式もありません。

う〜ん、教育ひとつとっても興味深い風習の違いですよね。はじめから一人だけの入学式を経験している子供たち。そんな事が関係してか学年で、先輩、後輩と、しきたりがある日本とは違い、年の差を越えて皆いたってフレンドリー。わーい(嬉しい顔)ハートたち(複数ハート)

さてDoraも日本語教師のアシスタントをして、約3ヶ月。今タームも来月の4日に終了なので、残すところここでの仕事も1週間となりました。Doraがニュージーランドに残る理由 イコール ここでの仕事 というぐらい思い入れがある仕事環境。。。まだ終わりではありませんが、なんだか寂しくなります。もうやだ〜(悲しい顔)

最近いちばん授業数が多く、教える機会が多かったYear13の子達も来年は、大学生。それぞれの進路に向けて準備に大忙し! と思いきや日本の大学受験のようなカリカリした雰囲気はありません。

日本ではセンター試験や一般試験の一発試験に向けて照準を絞って勉強しますが、ニュージーランドは授業中行われるテスト、出席状況や態度やNCEAと呼ばれる全国共通学力試験の成績、課外活動などが考慮されている為、日々の生活の一つ一つが評価の対象になっているといっても過言ではありません。

これらの成績や活動内容をみて大学が、この子なら入学を許可をしてもいいと判断した場合に、入学が認められるのです。

日本でいう推薦入学が大きく幅を利かせているという感じですね。

ニュージーランドで教育を受けたことがないDoraですが、随分この試験システムの違いが、生徒の学習はもちろん、人間性に違いをもたらせていると考えています。日本語のクラスでは学年ごとに違いはありますが約1ヶ月ごとに、単元ごとのテストが行われ生徒達の理解度を測ります。いす

理解度を測るテスト もし分からなければ、復習して覚えればいい 確かにそうです。ただそのテスト ひとつひとつが、進学に直結していると考えたら。。。すこしプレッシャーですよね。終わりよければ全てよし といった感がある日本の大学入試。 ニュージーでは、はじめから終わりまで手が抜けない といったことになります。

クラスは学年によっては20人オーバー Year13に関しては6人と人数も様々、日本語の理解度も生徒のよって様々ですが、普段のテストや授業についていけないとなると、科目を自由に選択できるニュージーランドでは自ら、日本語の科目を履修しなくなってしまいます。

ですから、先生を含めた、一人でも日本語を続けてほしいと必死。グッド(上向き矢印)

少しでも、遅れている生徒をみると ”Doraさん あの子のヘルプしてください”と仕事を頼まれます。ヘルプが必要な子。いわゆる授業についていけない、遅れている子ですが。生徒達も日本語だけをとっているわけではありません。政治、数学、科学と他の科目も目白押し。しかも科目ごとの宿題も多くて、こなすのが大変そう。

今日も、Year10の生徒で、ひらがなを完全に覚えきれていない生徒がいたのでヘルプ。通中のYear10は、日本のファッショントピックが終わり、今は ”てんきが、あついのでピンクのぼうしをかぶって、しろいブラウスをきています” といった表現ができるレベル。ひらがなとファッション。誰が見ても差は歴然。がく〜(落胆した顔)

昼休みや授業後ヘルプをしても、本人が、やる気を出さないと埋めれる差ではありません。

しかしここでギブアップすれば、彼女達は日本語が理解できず、次の年からは、理解できずおもしろくない日本語を取ることはない。 そう彼女達の成績は、ビジネスでいえば先生達の営業成績でもあるのです。

”苦あれば楽あり” そんな日本語の学習の壁を乗り越えたともいえるYear13の生徒達。13

そんな彼女たちの一人の生徒が、彼女自身の日本トリップの経験を低学年の子達の日本語の授業中、発表したり、低学年の子達にゲーム感覚で日本語を学習する為クロスワードゲームを作ってくれたりと、積極的に低学年(これから日本語を学習する生徒達)にアピールしてくれています。

彼女自身、日本語を学習して得た、学ぶ楽しさをこの様に還元してくれて、とてもエライなぁと感心します。

そう”彼女のような生徒をひとりでも残したい”

Doraが携わった生徒や、教えた時間はごくわずか。そのわずかな時間に生徒達の未来があるとしたら。。。。

そんなことを願ってやまない今日この頃です。

ひらめき
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(Dora)


posted by キックオフNZ at 05:05 | Comment(4) | TrackBack(0) | 仕事
この記事へのコメント
ニュージーランドの高校や大学のシステムは、日本とかなり違い、日本人には少しわかりにくいですね。大学入学試験がないというのは、日本人には理解しがたいところがあります。

Dora さん、いい仕事していますね。残りのニュージーランド生活楽しんでください。
Posted by Kickoff-T at 2007年03月28日 05:09
Doraちゃんの記事、勉強になります・・・それにしても、1人づつ入学っていうのにかなり衝撃を受けたよ。信じがたい。どうやったらそんなことになるの?国によって様々なんだね。ほんと面白い^^
Posted by nyao at 2007年03月28日 14:31
>kickoff-Tさん

ニュージーランドの大学に進む場合は、大半がNCEAの試験結果が重要視されるみたいです。生徒によっては、イギリスやスイスに進学する子もいるので、大学入学条件については、本当にコンプレックス。でも世界中の学校を選択肢として考えている彼女達は、なんだか、うらやましくもあります。
Posted by Dora at 2007年03月28日 18:58
>nyaoさん

こんにちは nyaoさん。個人的に入学というのは確かに衝撃!
日本は団体行動が好きな民族なのかなぁと勝手に推測すると何だかおもしろい。
なるべくして、なったというか。。。
できるだけ若いうちに、いろんな国行くと、僕らの人生を変えちゃうような出来事に出会えるかも!
 
Posted by Dora at 2007年03月28日 21:02
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