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2005年04月01日

留学の目的

「「ワーキングホリデーに行こうと思ってる」

と友達に言うと、


「ワーキングホリデーって、

ただのホリデーと

どう違うの?

1年後に

日本に帰ってきて

どうするの?」



と聞かれました。

そう聞かれると、どう違うのか、なぜワーホリなのか、自分でもきっちり説明できません。」



「「海外の大学に留学したい」

と、親に言うと、


「なぜ

日本の大学じゃないんだ?」



と言われました。


そう言われると、なぜ海外の大学なのか、自分でうまく説明できません。」






留学にもいろいろあります。語学留学、ワーキングホリデー、大学(院)やポリテクなどへの正規留学など。勉強する学校やビザの種類によっていろいろな分け方があります。最近では、親子留学、シニア留学などのカテゴリーもあります。


先日、「学ぶ」というコラムで、

学ぶのに遅すぎるということはない、

学ぼうと思ったその時が学ぶ時だ、



と書きました。友達がMBAのコースに通っていようが、自分が英語力をつけたいのなら、年齢に関係なく語学学校に通っても全くかまわない、と言いました。ワーホリで過ごす1年も、目的を持っていろいろなことにチャレンジすれば、日本では学べないこともたくさん学べる、とも書きました。




全くその通りです。




しかし、1年とか2年とか留学した後日本に帰って、「何を学んできたの?」と聞かれた時、なかなかうまく答えられません。確実に日本にいるよりは多くのこと、日本では学べないことを学んで来たのに、「これとこれを学びました。」と言えない。


それは、自分が毎日毎日経験したことであって、考えたことであって、自分自身の変化であって、受けたショックであって、出会った人の影響であって、失敗であって、成功であるのだけれども、

自分自身でしか

わからないもの


で、

ひょっとしたら

自分自身でも

わかっていないこと


で、

そんなことを他人に説明するのは難しい。




じゃあ、留学というのは、そこで学んだことは自分だけがわかっていればそれでいいのか、自分の満足のためだけに留学するのか、というと、そうではない。むしろ、留学時に学んだこと、得たものをいわゆる「キャリア」として他人にもアピールする、ということが留学の大きな目的である場合も多い。



それは、

語学留学をしてTOEIC800点とるとか、

ニュージーランドの高校を卒業するとか、

ワーホリの間にスキーのインストラクターの資格を取るとか、

ポリテクでボートビルディングの資格を取るとか、

マッセイ大学で会計学を修了するとか、

それこそMBAを修了するとか、

目に見えるもの、説明しやすい結果を得るということです。そしてそれは、いろんな理由で日本では取得しにくいもので、いわゆる「キャリア」として評価されるものです。




こうやって考えると、留学の目的には大きく2つあります。一つは、自分自身の成長や変化のため。もう一つは、その成長や変化を社会で生かす、あるいはそれをキャリアとして社会に認めさせる目的です。


内的な目的



外的な目的


と言ってもいいかもしれません。




では、最初の質問、

「ワーキングホリデーって、ただのホリデーとどう違うの?1年後に日本に帰ってきてどうするの?」

ということですけれども、内的な目的(具体的な自分自身の成長や変化に対する目的)を持っていれば、ワーホリはただのホリデーとは違ってきます。また、外的な目的を持っていれば、1年後日本に帰ってからどうするのか他人に説明できると思います。

また、「なぜ日本の大学じゃないんだ?」

という問いにも外的な目的をもって答えられると思います。



じゃあ、

「素朴な質問。ワーホリや留学に目的は必要なの?ただのホリデーでいいじゃん。」

と言われそうです。そうです。確かに留学に目的なんかなくてもいいです。ワーホリはただのホリデーでもOKです。以前にも言いましたが、学ぼうと思ったときが学ぶときであり、人が何をしていようが自分が決めた道を行くべきです。



しかし、


あえて言うとすれば、留学やワーホリに対して自分が使った、時間やお金やエネルギーが、留学が終わった後自分にどう影響を与えるのか。それを留学前にあるいは留学中に、ちょっとだけ考えてみてもいいのではないかと思います。



また、留学が終わっても地球上のどこかで生きていかなければならないのです。せっかく大きな決断をして、限られた時間とお金を使うのだから、そこで、留学が終わった後の社会の中での自分のポジションを考えることも大切だと思います。



1日24時間、1年365日、人は何かをして過ごさなければなりません。何をするのかを決めるのは自分自身です。そして、自分で自由になるお金にも限度があります。


留学しよう、と決めた時、その限られた時間とお金と自分のエネルギーをどう使うのか。そして、自分と社会とはどう関わっていくのか。つまり、留学した自分と社会とのバランスをどこでとるのか。それをほんの少しの時間考えてみても損はないと思います。


それを考えた結果が、その人の留学の目的なのではないでしょうか。




ひらめき
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(Kickoff-T)
posted by キックオフNZ at 14:49 | Comment(6) | TrackBack(0) | Kickoff-TのHard Talk
この記事へのコメント
はじめまして。Timtomのオーストラリア☆ワーホリガイドの管理人のTimtomです。創りはじめたばかりなので、まだまだのブログですがよろしければ、相互リンクしてください。ワーホリを考えている人を応援するブログです。
メールをいただけるか、記事にコメントしていただけると幸いです。よろしくお願いします。ペコリ(o_ _)o))
日本にこだわりすぎの日本人が多すぎる。だから、日本人は消極的なのかな?もっと外に目を向ければいいのにね。
Posted by timtom at 2005年04月02日 21:04
さすがKickoff-Tさん!
お話がとても上手ですね。
基本的に、ジェイもTさんの意見に賛成です。

ジェイが留学を決めた時、ジェイは外的な目的を留学の目的として掲げていて、内的な目的はあとからおまけで着いてくればいいなぁと思いました。率直に言って、環境が変われば、人間関係も生活も少しずつ変わってくるし、そうすると自分の内面も影響されると考えたからです。

外的な目的をはっきりと掲げたのは、現実問題として、外的な目的があったほうがモチベーションがあがし、留学後に役立つだろうと思ったからです。内的な目的は持っていて、大いにいいと思いますが、内的目的はとても表現しにくく、周りに見えにくいという短所があります。しかし、留学後の社会的なポジションを考えたときに、周りに見えにくいと言うのはとても不利だなと思います。

もしかしたら、「そういうことは日本にいてもできたんじゃないの?むしろ、日本にいて別の方法があったんじゃないの?」なんて聞かれることも在り得るかもしれない。

そういうことを考えたときに、何か明確な留学目的がないと、モチベーションがあがらないなぁと思いました。
それは、例えば大学へ行くことじゃなくてもいいと思うんです。ボキャブラリーを増やして帰るぞ!とか英語を話すのになれる!などなど、どんな小さなことでもいいと思います。

よく「なんで留学したんですか?」と日本人、キウイの人問わず聞かれますが、ジェイはいつも恥ずかしくて、「なんとなく・・・・」なんて濁してしまいますが、ジェイもずっとTさんと同じようなことを考えていました。
Posted by ジェイ at 2005年04月03日 12:56
>何か明確な留学目的がないと、モチベーションがあがらないなぁと思いました。

確かにそうですね。目的とモチベーションの関係は深いです。モチベーションは環境によって上がったり下がったりもしますが、基本的には自分であげていくものだと思います。その時に目的があるのとないのとでは大きく違ってきますね。
Posted by Kickoff-T at 2005年04月04日 05:34
僕も留学中で大学行ってますけど、
何故海外の大学か?と行ったら、
大学で学ぶ事プラス英語が身に付く
から。と答えています。

同じ事学んで、しかも英語があったら
他との差別化ができますから。
っていうか、海外で生活してみたい。
っていうのが一番の理由でしたけど。
Posted by 銀二 at 2005年04月13日 15:57
自分でも分からない自分が居るから、海外に行こうとするんじゃないかな?
新しい自分が少しでも見つかる場所が海外だと私は思ってます。

内的な目的、外的な目的、誰もがその二つの間で悩みながらも自分の道を選んで、それが日本でも、海外でも私は同じだと思う。ただ、新しい自分に出会いたいから、自分だけの物が欲しいから、将来への希望が日本に居るより見える気がするから、何かに負けたくないから、自分を誇りたいから、海外に行く事によって、それらの思いや欲望が満たされるから留学という選択をするんじゃないのかな?

私もよく何でそんなに海外留学するのって聞かれるから、やりたいことがそこにあるからとか、英語と自分の専門を同時に学べるからとか、自分の勉強に対しての、モチベーションがあがるからとか答えます。
でも、正直、そんなキレイ事だけじゃないと私は思います。

皆さんは、どう思いますか?



Posted by 兎−猫−ジョン at 2005年04月13日 17:00
銀二さん。
海外で生活したかった、というのは、正直多くの人がそうだと思います。私がニュージーランドに来たのも、ニュージーランドで暮らしたかったからです。
でも、ニュージーランドで暮らし始めてしばらくたつと、「こんなはずじゃなかった。想像したいたのと違う。」と感じる人も、また多いです。その時、「じゃあ、何しに来たの?これからどうするの?」と自分に問いかけて答えを探し求める過程で、いろんなものが得られるのだと思います。

兎−猫−ジョンさん。
>でも、正直、そんなキレイ事だけじゃないと私は思います。

そうですね。何で留学か?と人に聞かれた時、ついわかりやすい答えを返してしまいます。でも、実際はもっと、自分でもうまく説明できない理由が心の奥のほうにあるような気がします。それを徹底的に一度考えてみるのもいいんじゃないかと思います。

私もいろんな人の考えを聞きたいです。

コメントいただけたらうれしいです。
Posted by Kickoff-T at 2005年04月14日 05:55
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