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2009年08月20日

あめのひ

6月6日でもないのに、雨がざーざー降っている。

こんな日はたまに、ある雨の日を思い出します。
それは初めてのホームステイ先での出来事。

ホームステイを始めて5日目の土曜日、雨、激寒。
お兄ちゃんのラグビーの試合があるということで家族で観に行きました。その前日からお母さんのお姉さん(以下Mさん)も家に泊まっていたので一緒に行きました。しばらく試合を観ていたのですが、とにかく寒くて、Mさんと私の二人で一旦家に帰る事になり、その帰り道、彼女はお店に寄りお酒を買いました。
車に戻ってから彼女が私に言いました。
「お酒はドクターに止められている。私がお酒を買ったことは誰にも言っちゃ駄目だ」
家までの車内、私は1人おとといの夜のことを思い出していました。
夜、お母さんに聞きたい事がありリビングに行くと何やらお母さんが涙目になっていました。「だいじょうぶ?」と聞くと、シスターが病気なのだと言いました。
そのシスターはこのシスターでは?
涙目になるほど深刻なの?
そういえばこの人、目の下の隈とかものすごいし顔が病気っぽい。
アルコール依存症てことか?

その病気について知識が全くないだけに、医者に止められた状態で飲むことがどのくらいの深刻性があるのかがわからなくてコワイ。。
家族がすぐに帰って来てしまったので、その後Mさんが1人になったところを狙って話をしに行きました。もしそれが勘違いで失礼にあたってしまっても、深刻なのに無視するよりは良いという判断から。
事前に電話で姉から予習したカタコトの英語を駆使。

A:なぜ医者にとめられているのか聞いても良い?
M:ペラペラペラ〜!(早口の英語。お顔がコワイ・・・)
A:お酒を買ったことお母さんに言うべきなんじゃないかと思うよ。
M:ペラ!!ペラペラーー!!(更に早口。鬼の形相)
※かろうじて言うな!!言ったら怒られる!!と言っていることだけは聞き取れる。
A:ソーリー。それなら私はあなたの秘密を守れない。
M:ペラペラーー!!!(何かを英語で叫んでいる。おそろしい)

ものすごい剣幕だったので、1階からお母さんが何事だと上がってきました。
私はお母さんが知ったら私に味方をしてくれるという筋書きを勝手に頭のどこかで想定していたのですが、そうじゃなかった。
鬼が二人に増えただけの話でした。
私があっけにとられていると、お母さん鬼が私に姉に電話するように言いました。ワーホリ歴の長い私の姉に訳してもらおうと思ったらしく。
私の言いたい事も英語の関係で伝わっていないと困るので、姉に電話したときにそれも伝えてほしいと言ったのですが、ホームステイ側は姉の話は一切聞かず一方的に捲し立てて私に電話をつき返しました。こういうことでした。
これはプライベートのことだから誰にも言うな。ホームステイはビジネスだ。プライベートには口を出さずに勉強だけしてなさい。

そして私は雨の中、荷物をまとめて「今日までありがとう」と言って家を出たのでした。

両者間に何かしらのトラブルがあった場合、片一方の話だけを聞くとほぼ起こる現象と同じく、更にそこに言葉の壁まであった為に、この話は少しアンフェアであることは否めません。実際後からエージェントを通して話をした際少しだけ認識の相違があったようで。
Mさんはやはり病気でしたが、私がただ単にお酒はやめた方がいいと口を出したことになっていました。お母さんにはあの日Mさんがお酒を買ったことがちゃんと伝わっていなかったようでした。(ホームステイ先がエージェントに言った事なので本当のところはわかりませんが・・・)

この一週間後から私は新しいホームステイ先で仲睦まじく2ヶ月を過ごすことになります。
家を出たことが私の弱さだと言われればそれまでだし(本当はそれまでも細かいことがちょこちょこあったのですがそれは我慢の範囲内だった)これによって何か学んだり良い経験だったかというと、これが大してそんなこともなく・・・敢えていうなら日本の家族が(というか主に父が)この話を笑って喜んでいたというから親孝行になったくらいでしょうか。
(私の前では心配したふりをしていましたが、姉の前で大笑いしていたらしいです。ばれてるぞ、父。)

ただ、あの雨の日の夜、家を飛び出た私を迎えてくれたお姉ちゃんの、作ってくれたごはんが本当にあったかくて美味しかった、ということです。
あ、長文。。

ひらめき
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(ayako)

posted by キックオフNZ at 04:55 | Comment(5) | TrackBack(0) | NZ Life
この記事へのコメント
ホームステイトラブルってよく聞きます。
幸い、私のホストファミリーはかなり当たりで、ステイが終ってからもう8ヶ月ほどたった今でも定期的に電話やTXTのやりとりがあるので、その点はほんとに恵まれていたなと思いますが。

ただ、ホームステイに関しては、当たり外れがかなり激しいと聞くし、お金目的の家庭も少なくないといいますから、その家を出たのは正解だったと思います。
それは弱さではないですよ。決して。
ファミリーがペラペラ星人で、鬼姉妹ならなおさらです。
それがよい経験になったか、何か学ぶことがあったかどうか・・・
それも私はYESだと思います。
きっと今は見えないだけで。
それが見えないのは今そこにたっているからで、そこを通り過ぎて振り向いたとき、ちゃんと足跡は残っているはず。

私のモットーは、嫌なことからはしっぽまいてさっさと逃げる!!です。
人生80%逃げっぱなしですが、それでも今笑って生きてて、スタート地点を振り返ると微々たる変化や成長が自分の目にさえ、ちゃんと見えます。
(たまに曇って見えなくなりかけるときも多々。ですが。)
だから大丈夫。

ペラペラ星人との戦いのあとのごはんは2倍増しのおいしさ。
しあわせじゃないですか!!!

そして娘のピンチを笑えるお父さん。
最高です。

なんだか元気がでました。今日はいい日になりそうです。
ARIGATOU^^



Posted by bo-chan at 2009年08月20日 10:05
言葉の壁があるために何か誤解が生じたということもいなめないでしょうね。
ホームステイ先のご家族とのトラブル、幸いにも私はあまり聞いたことがないんです。
家族のように扱ってもらった、第2の家族ができたという、いい話はよく聞きますが。
多少の不便を楽しむような気持ち、何でも学ぼう、何でも経験してみようという積極的な気持ちがあるかたは、ホームステイ先ともうまくいくような気がします。もちろん、ayakoさんにその気持ちがなかったというわけではないのですよ。
雨の中、出て行った姿を想像すると気の毒です。でも、その後に、フィーリングの合うホームステイ先に滞在できてよかったね。
いい勉強になりましたよね。
きっと、今のayakoさんなら、最初のホームステイ先の人たちにももっとうまく対応できて、両方がハッピーでいられるんでしょうね。
お父さんが喜んでくれて何よりです。いいお父さんですね。
Posted by はっぴぃきうぃ at 2009年08月21日 08:11
アルコール依存症の人に対して、隠れてお酒を買ったことを他の人に言うべきだ、というかどうか、その判断は日本語環境でもかなり難しいと思いますし、アルコール依存症に至った原因も家族の中でも、ひょっとしたら複雑だったのかもしれません。そこに踏み込むのはすごく慎重にすべきだったとは思います。

ホームステイも、全ての学生があまりよくなかったというステイ先は論外ですが、ある学生はよくなかったというステイ先でも、他の学生はすごく良かったという場合もあります。言葉の壁と文化の違いがあるだけに、ayako さんの言うように、一方的にステイ先だけを責めるのは少しアンフェアであると私も思います。

でも2ヶ月間いいステイ先に滞在できてよかったですね。

Posted by Kickoff-T at 2009年08月21日 08:52
ホームステイ、私も良い経験も悪い経験もあります。ayakoさんの話、なんだかとても悔しい気持ちになりました。こちらの言いたいこともたくさんあるのに、言葉の壁はやっぱり障害になることがあります。その時のどこにもぶつけようのない苛立ちというか…今でも自分の意思をうまく表現できない時はやっぱり悔しい…。だから思うこと、英語で討論できるようになるぞ!!と…。難しいけど…。

Posted by Lisa at 2009年08月22日 21:17
bo-chanさん

嫌な事から逃げるのがモットーと言っている人ほど、嫌な事から逃げずに頑張っている場合が多い事を私は知っています。
ホームステイ先と親密な関係になれたこと、そういう自分の人間性に自信をもっていいんじゃないかなと私ごときが上からすみません。それを「恵まれていた」と言えるのはやさしさだと思います、少なくとも私は。

はっぴぃきうぃさん

コメントありがとうございます。
そうですね。。色んな意見があるとは思うのですが、今の私だったとしてもきっと同じ対応をしていたと思います。諦めではなく、私なりに精一杯努力した結果なのでそれを私の努力不足だと思う人がいれば、それはそれで仕方がないことだと思います。
私もホームステイは良い話しか聞いたことがありません。ポジティブに楽しむ姿勢さえあればほとんどの場合上手くいくということ、同感です。
留学やワーホリで外国に行く場合、やっぱりホームステイは貴重な経験です。一度はしてみるべきだと思います。

Kickoff-Tさん

本音をいえば「あんな家大嫌い」です。
この事件の他にも色々あったので。それを第三者に味方されるのはアンフェアだと思うので、勝手に一人で大嫌いと言いたいです。
ただ病気のことは本当に判断が難しかった。
私なりに考え抜いた判断でした。私にはああする他に出来る事がなかった。それが間違いだったとしても。
だけどやっぱりホームステイは面白いと思うのです。それは本当に。
こんど機会があれば二つ目のおうちのお話を書ければと思っています。

Lisaさん

確かに言いたい事が言えないストレスはものすごい。だけど悔しいと思う気持ちって一番成長に繋がるような気がするので、そういう環境にわざと自分を置く事は大事ですよね。とかいいつつ楽な方へ流されてしまう私ですが。。




Posted by ayako at 2009年08月23日 08:31
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