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2009年08月17日

コーヒーをいれる

わたしの1日はまだ月がくっきりと見える時間から始まります。

5時に起きて早い時は5時半に家を後にし、始発のバスで街に出て6時半頃から仕事を始めます。語学学校の中に入っている小さなコーヒーショップが私の職場です。
ボスが来る前に大体のセットアップを1人で終え、彼が来てからその日一杯目のコーヒーだけを私がいれます。
これは練習であって今はまだお客さんには出しません。

先日、会社に2時間半のコーヒートレーニングに行かせてもらいました。
生徒は私を入れて5人。私以外はそれぞれ別のカフェで働き始めたKIWIの方々でした。授業は全て英語で繰り広げられているので終始きょとん。
ただひとつ分かったのはコーヒーをいれるということ、思っていた以上に奥が深く難しいということ。
例えばコーヒー豆を挽くだけでも、どのタイプの刃を使うか(2種類ある)、どのくらいの細かさで挽くかを豆の種類やロースト具合等によって変えるらしいです。但しここまでは既に設定されていることなので私には考える必要は無し、として問題はその後。粉を詰める、固めるも最近慣れてきましたが、抽出時間がいまいち掴めない。これは慣れれば何とかなるということにしましょう。そして一番の難関は牛乳。カフェラテとフラットホワイトとカプチーノ、牛乳の入れ方がそれぞれ違う。授業で先生がショットが入ったカップを3つ用意し同じひとつの入れ物に入っていたミルクをそれぞれに注いだら、きちんと違うものが三つ出来上がったのでした。
そのミルクの一連の所作は「美しい」の域でした。
何かひとつを極めるってこんなに綺麗でかっこいい。

この仕事を始めて3週間が経ちました。今はコーヒーをいれる以外の仕事をしています。
コーヒーは毎回同じものを頼む人が多いので「いつもの」的な感じになってくる訳ですが、ボスも前に働いていた人もお得意さんの名前、コーヒーの種類を覚えているからすごい。この人はフラットホワイトのスモールサイズで牛乳の代わりに豆乳を入れる。この人はカプチーノにキャラメルソース。
そして砂糖の数まで。お得意さんのスタンプカード(たまるとフリーコーヒー)も名前を書いてこちら側で管理しているときたものだから、私の小さな脳みそがクルシイと言っていて可哀想です。
コーヒー以外でも、常温の水希望の人、お弁当にはお箸じゃなくてフォーク派の人、クッキーを1分レンジで温める人、パンをトーストしない人などなど暗記問題は果てしなく。。
また学校の中という環境上、休み時間にお客さんが集中するのですが、四方八方から手が伸び、注文をされテンヤワンヤです。しかもお国ごとに同じお顔に見えるので、トーストしたパニーニを、温めたお弁当を、もらったお金のおつりを、渡そうと振り返ったらさっきの人が5人くらいいたりするのです。
特記すべきはアラブ系のヴェールをまとった女性。目の部分以外の全てがくるまれている上に何人かで固まっていることが多いので、一旦目を離したが最後。THE混乱。

最近覚えた暗記技はあだ名をつけること。
オバマ、エレファントカシマシ、山のフドウ(NZにも・・)、シャネル、まゆげ、山田(ロシア人)、王様、神様、などなどたくさん。。
人に言った事は無く、自分の頭の中でだけ(たまにメモ帳に記しますが)

たぶんもうすぐ。私のコーヒーがお金をもらえる日。
きっと一杯目を買ってくれた人のことはずっと覚えているんだろうな。
たとえそれがヴェールをまとった女性であったとしても。

午前5時。
時計のカチコチを聞きながらひとりカタカタとキーボードを叩いている出勤前です。
始まるまえの静けさ。文化祭の前夜。
1日の中で夜明け前の時間が一番すき。

そして今日もまた、コーヒーの匂いで1日が始まろうとしています。

ひらめき
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(ayako)
posted by キックオフNZ at 03:55 | Comment(6) | TrackBack(0) | 仕事