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2009年08月06日

ねこという名の犬

子供の頃、特別動物が好きなわけでもないのにペットのいる家がすごくうらやましかった。犬

少し前まで住んでいたホームステイの家にはペットがいたけれど、それはそれはかわいくない猫で「ペットはいらないな」との確信をわたしにさせただけの猫でした。
だけど今、私にはペットがいます。正確に言うと私が思い込んでるだけですが。なにせそのペットは私の家に住んでいません。どこに住んでいるのかわかりません。誰が飼っているのかもわかりません。
名は昨日まではモジャモジャといいました。
今は”ねこ”といいます。

私の家の裏側に倉庫があります。毎週末にはそこでフレンチマーケットという洒落たマーケットが開かれているような倉庫です。周りは広い駐車スペースになっていてそこには長距離バスみたいなものがいくつか停められていますが、わりとガラーンとしています。私の使っているバス停と家の間に位置しているので必然的に毎日通るわけです。くつ

気分がどんよりしていた水曜日の帰り道、わたしがいつもの様に倉庫の前の駐車場を横切っていたとき、一匹の黒い中型犬がトコトコと倉庫の方から駆け寄ってきました。辺りを見渡しましたが人は視界の中に見当たりません。が、赤い首輪をしています。これはトイプードルとかいうやつでしょうか。くろくてもじゃもじゃした毛の中に埋まったつぶらな瞳が愛らしい感じです。
一応寄ってきたことだし、と腰をおろしてナデナデしながら何となく日本語で話しかけたりしてみました。あ、でもこのヒト英語じゃないとわかんないのかな、とか思って英語で話しかけてみたりもしました。が、このモジャモジャ、自分から寄ってきたにも関わらずあんまりベタベタしてこなくて、むしろクールさを感じるくらいです。だけど彼(私の決めつけ。実際の性別は不明)はそこにいて、私は撫でて話しかけている。その感じが妙な安心感のようなものを与えてくれて不思議とあったかい気持ちになりました。しばらく話をしたあと私がよっこらしょと腰をあげるとモジャモジャは私に何の未練も無く、 来たときと同じ様にトコトコと倉庫の方へと消えました。う〜ん、ニクイお方。キスマーク

それからもちょくちょく彼は帰り道の私を訪問してくれて、いつもクールにきめてくれちゃっています。
昨日もまたやってきてそして去っていったのですが、その後ろ姿をみてふとそのクールさに違和感を感じました。「モジャモジャは本当は猫なのでは?」心は猫なのに間違えて犬として生まれてしまったのではないか?
よし、誰が気づかなくても私が気づいてあげるよ。前にもどこかで誰かがいぬにネコという名をつけていた気がしたけど、私はパクリという罪を背負ってでもあなたをネコとよんであげるよ、と勝手に恩を着せておきながら「だからこれからもずっと現れてかっこつけてね」と更に見返りまで求めるわたし。
でもその後ろ姿をみながらこれが最後かもという勘がすごくして、ちょっぴりおセンチになってしまいました。。もうやだ〜(悲しい顔)

かっこつけマンが消えた倉庫の背景で青く光っているスカイタワーをみながら、何となく「あー今ニュージーランドにいるんだったっけわたし」と何故か日本のことを思い出した、
何でもないけど何かが少し特別な、ある冬の日の夕方。

ひらめき
うちのネコは犬という名前です、という方。
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むかっ(怒り)
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(ayako)
posted by キックオフNZ at 04:13 | Comment(6) | TrackBack(0) | NZ Life