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2008年05月23日

大切な友達

2回目のエッセイにしてこんなことを書くのはどうかと思いますが、どうしても他の事が書けずに、個人的なことでごめんなさい。

NZに来て1ヶ月、理想と現実の狭間で沢山の涙を流したけど、これほど辛いことはない、と実感したことがあります。

先日大切な友達が亡くなりました。

私がヘレンと出合ったのは2003年、私も留学を決めたばかり、ヘレンもイギリスから日本に来たばかりで、お互いに初めての“外国人の友達”になった。それからというもの、夢を語り合い、ヘレンは日本の暮らしを、私は英語とワーホリを頑張った。私達が惹かれあった部分はお互いに“夢”を持って、そして“夢に向かって前進する”ことが好きだったから。

ヘレンのその本当にかわいい容姿と性格でどんどん人気者になり、モデルの仕事も、テレビ、映画の仕事もこなすようになりそこでヘレンは最愛の彼と出会い、二人でアフリカにボランティアに行く夢を抱いた。私がイギリスから帰ってきた頃には超多忙人になり、会う回数も減ったけど、それでも私達はお互いに刺激しあって支えあっていた。

ヘレンは夢だったアフリカでその彼と英語講師としてのボランティアをしていた。水道も電気もなく、食べ物も十分でないガーナで・・・。

6月イギリスに帰国予定。日本とガーナでの約4年間弱の海外生活に終止符をうち、大好きな彼との母国での新たな人生をあと1ヶ月後、という時に不運は起こった。

今でも信じられない。彼らが乗っていたタクシーが事故った。

なぜ、神様はあんなに素敵な人を選んだんだろう。

世の中に悪い人は沢山いて、極悪人は沢山いて、なのにどうしてヘレンを選んだんだろう。

豊かな暮らしも求めず、何もわがままも言っていない彼女をどうして選んだのか。

ヘレンは何も悪くない。悪くないどころか、無償でアフリカの子供達に夢を与え続けた。

彼女は勇気のある、そして行動力のある、そして本当に愛情深い人だった。

イギリスでは沢山の新聞社が事件を記事にしていた。それを読む度に胸が苦しくなった。でも泣きながら、辛いけれど、少し、嬉しかった。各社がヘレンのことを、ヘレンの真実を書いていた。どんなに素晴らしい人格の持ち主で、どんなに人に愛される人だったかと。私は彼女を心から誇りに思った。出会えたことを本当に幸せに思った。

忘れたくないけれど、考えると胸が苦しくて信じられない気持ちでいっぱいで辛い。真実だけど、真実にしたくない。だから他の事に集中しようとしている。でも考えると止まらない。池袋をふらふら、カフェでお喋りしていた頃に戻りたい。

あんなに人に愛された人を私は見たことがない。ヘレンの笑顔も疲れた顔も、鮮明に私の脳裏に焼きついている。

留学するのを決めた頃、お互い片言の英語、片言の日本語で始まった出会い。彼女は私が夢に向かって走っている側にいつもいた。私は沢山の素敵な人に支えられてここまでこれた。彼女もその大切な人の一人で私の中では永遠に生き続ける。

彼女の分まで頑張る、だからもっと頑張る、とかじゃなくて、私は彼女との出会いをいつまでも大切にし、そして私自身の人生を、ヘレンがそうしていたように、夢を持ち続けて、夢を持てることを幸せに思って生きていきたい。


(Ai) 



posted by キックオフNZ at 05:19 | Comment(14) | TrackBack(0) | 友達

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